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「殺人罪」適用の懲役12年の判決確定へ…交際相手の女性教師殺人・遺棄した元高校教師の男が控訴しない方針 釧路地裁

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片桐朱璃被告(38)

片桐朱璃被告(38)

 2022年北海道帯広市で交際相手の女性教師(当時47)を殺害・遺棄した罪に問われた元高校教師の男の差し戻し審の判決について、2月25日までに弁護側は控訴しない方針を固めました。


 これで殺人罪が適用された懲役12年の判決が確定する見通しです。

 北海道網走市の元高校教師、片桐朱璃被告(38)は2022年5月、帯広市の駐車場で、元同僚で高校教師の女性(当時47)の首を絞めて殺害し、遺体を雑木林に埋めたとして殺人と死体遺棄の罪に問われていました。

 釧路地裁の1審判決では「承諾殺人罪」を適用し懲役6年6か月の判決を言い渡しましたが、検察側は「殺人罪」の適用を求めて控訴。

 2024年の札幌高裁では「被害者の精神状態など事実の取り調べをせず審理を尽くしていない」として1審判決を破棄し、審理を差し戻していました。

 やり直しとなった今回の裁判員裁判で、釧路地裁は2月20日、「シートベルトをお互いの首に巻きつけ、被害者の力が抜けてからも引っ張り続けた殺意は強固なものである」と「殺人罪」を適用し片桐被告に対し懲役12年の判決(求刑懲役13年)を言い渡しました。
 
 弁護側によりますと25日までに片桐被告は判決を受け入れ、控訴しない方針を固めたということで、殺人罪が適用された判決が確定する見通しです。