「殺害については被害者の同意があったと認識していました」殺人などの罪に問われた元高校教諭の男は改めて「承諾殺人」を主張... 元同僚で交際していた女性教諭殺害の差し戻し審―北海道帯広市
北海道・網走市の元高校教諭、片桐朱璃被告は2022年5月、帯広市で交際していた元同僚の女性の首を締めて殺害し、遺体を雑木林に埋めて遺棄したとして、検察は殺人と死体遺棄の罪で起訴しました。
釧路地裁は、弁護側の主張する承諾殺人として懲役6年6か月を言い渡しました。
検察は殺人罪の適用を求めて控訴し、二審の札幌高裁は一審判決を破棄し、審理をやり直すよう差し戻しました。
差し戻し裁判は、被害者の女性が自分の意志で殺害されることに同意したかどうかが争点となります。
2月3日の初公判で、片桐被告は「やったことについては間違いありません。しかし殺害については被害者の同意があったと認識していました」と改めて承諾殺人を主張しました。
一方、検察は「一緒に死ぬつもりがあったことを装って殺害した」として、殺人罪の適用を求めました。
裁判は2月4日以降も続き、判決は2月20日に言い渡される予定です。