【菅井さんの天気予報 24(金)】釧路北部は大雪に警戒 あす明け方にかけて予想降雪量40センチ!週末の最新予報
(菅井貴子気象予報士が解説 午後5時40分現在
◆積算降雪量(24時間)
太平洋側を中心に積雪が増えました。
前日は積雪が0センチだった苫小牧、帯広、釧路も雪景色に戻りました。
阿寒湖畔では30センチ以上となり、釧路中部に大雪警報が出ています。
あす明け方にかけて警戒をして下さい。
◆きょう24日(金)の気温
前日より2℃前後低い所がありましたが、
それでも平年を上回り、全道的に2月下旬から3月上旬並みでした。
札幌は、午後に2.8℃まで上がり、
札幌は午前中は2センチほど積雪が増えましたが、
午後は3センチ雪がとけました。
◆予想降雪量(~あす25日朝)
釧路中部で最大40センチ、釧路北部・南東部、根室北部で25センチ、
オホーツク海側で15センチです。
日本海側は雪が少なく、札幌市内は南区山沿いの多い所でも5センチです。
◆週末の予報
・25日(土)
道東やオホーツク海側で雪が続き、
特に、オホーツク海側では、降雪量が最大30センチです。
湿り雪による着雪停電や交通障害に注意をして下さい。
日本海側は、晴れ間の出る所が多いでしょう。
・26日(日)
晴れる所が多くなりますが、北風が冷たく、
体感温度は下がりそうです。
路面も凍結する所が多いでしょう。
夕方以降は、再び、オホーツク海側で積雪が増えそうです。
◆少雪のまま春になる?
最近は、気象予報士への質問で多いのが、
「札幌は雪が少ないまま春になりますか?」というものです。
過去10年間の事例で検証すると、1月24日で積雪が極端に少ないのは2020年です。
2020年は、2月上旬に日降雪量が41センチの大雪になったこともあり、冬の巻き返しとなりました。
そのほか、1月に少雪の年を調べても、大抵が2月に大雪に見舞われています。
暖冬は低気圧が多くなることが原因のひとつです。
今年も、過去のデータを参考になると、2月になってからのドカ雪に油断ができず、
雪かきを何回かしないと春が来ないと考えて、お過ごしください。
◆札幌の10日間予報 25日(土)~2月3日(月)
来週29日(水)や2月1日(土)に雪マークはありますが、
極端に積雪が増えることはなく、積もってもすぐに解けて、
路面状況が一層悪くなりそうです。
今冬は2月に入り、立春を過ぎた後に、雪が多くなるかもしれません。
最新の情報に注意し、雪害に気を付けて春を迎えましょう。