異例の雪不足でピンチ…札幌のスキー場では滑れるコースが減少 帯広市では積雪0センチでイベントや農作物に影響も…ホームセンターでは氷割グッズの売れ行きが上昇中 北海道
例年、雪原の上でオブジェを使い、光と音のショーで魅了するイベントで、近年は外国人観光客に人気のイベントとなっています。
「雪が無くても開けるのがこのイベントの強み。海外の方、特にアジアから来る方は北海道の雪を楽しみに来ていると思うので、雪がないと少し寂しいところがあるかなと」(白鳥まつり実行委員会)
雪がないためオブジェの配線を踏んでしまう可能性があり、2025年は近づいての鑑賞はできませんが、展望エリアから楽しめるということです。
一方、雪不足や暖冬の影響は札幌でも。
「こちらのスキー場では、スキー客が続々とリフトで上っていきますが、奥のリフトは動いていません」(福岡百記者)
1月23日の札幌は、最高気温が4℃と3月中旬並みで、5日連続でプラスになっています。
藻岩山スキー場では、スキー学習の小学生などでにぎわいをみせていますが、ゲレンデのコンディションが悪化し、一部のコースを閉鎖しています。
「シャバシャバで土まで見えちゃっているスキーはもうちょっと寒くてもいい」(スキー客)
「札幌は(雪が)少なすぎるね。雪がなくて喜んでいる人と雪がない人と困る人と色々いるけど、しょうがないね」(スキー客)
札幌の積雪は、平年の半分以下の24センチ。
雪が降らないため、スキー場では、雪を移動させるなどの作業をしています。
近くのばんけいスキー場も19あるコースのうち、7コースのみが滑れる状況です。
空からみても、ゲレンデの一部で地面が見えてしまっています。
そんな中でも、多くの人に滑りを楽しんでほしいと、コース外や駐車場などのきれいな雪をコースに運び、スタッフが雪を広げる作業をしています。
この雪入れ作業は、朝から一日続くという事です。