【異変の冬】1年で最も寒いとされる「大寒」なのに…雪がない!?雪煙あげて疾走する北海道音更町の「馬追い運動」も様子が一変「公開の時期に馬場が茶色いのは初めて」…各地で路面悪化も
1月20日は1年で最も寒いとされる「大寒」ですが…
北海道十勝地方の音更町の牧場で1月20日に公開された「馬追い運動」。馬の運動不足解消を目的に毎年行われています。例年なら馬が雪煙をあげて疾走する勇壮なシーンが見られますが…。
「毎年見に来ますが、今年は雪が無くて残念」(池田町から)
2025年は積雪が例年の1~2割という十勝地方。雪がまったくなく、音更町では気温が7℃近くまで上がりました。
「ベテランの職員に聞いたが、公開の時期に馬場が茶色いのは初めてだと聞きました」(家畜改良センター十勝牧場 益子知実さん)
「札幌市中心部です。歩道がツルツルで、横断歩道の近くには大きな水たまりができています」(関根弘貴 記者)
この冬一番高い5.4℃まで気温が上がった札幌市では横断歩道に水たまりが。
「すごくベチャベチャですよね。珍しいと思います。この冬は。車道の近くは歩かない。水はねがあるので」(街の人)
あと2週間ほどに迫った「さっぽろ雪まつり」。大通10丁目会場「UHBファミリーランド」では大雪像づくりが進んでいました。
「同じぐらいの気温でいってしまうと、ちょっと心配なところがある。状況を見ながら対応していきたい」(10丁目制作隊 吉川智成隊長)
気温上昇による大きな影響は出ていませんが、慎重な作業が続いています。
一方、通学路にも子どもたちの視界をさえぎるような雪山はほとんど見られません。しかし安心はできません。冬の事故対策に詳しい専門家は。
「雪山は見えないが、“ツルツル路面”に気をつけてほしい」(ウインターライフ推進協議会 冨田真未さん)
日中は気温が上がり、朝晩は氷点下まで冷え込むとツルツル路面になります。注意が必要なのが車のスリップ事故です。
ドライブレコーダーの映像です。