トランプ新大統領が就任 直後から“過激”な大統領令に次々と署名…関税引き上げ強化も 北海道から輸出の海産物にどんな影響が 不安や心配の声が相次ぐ
トランプ氏がアメリカの新大統領に就任しました。直後から次々に大統領令に署名。新たな政策を打ち出しています。北海道にどのような影響があるのでしょうか?
「アメリカの黄金時代がいま始まる。トランプ政権の一日一日、『アメリカ第一』を考える」(米国 トランプ大統領)
2期目の政権を担うトランプ新大統領。就任直後から地球温暖化対策に取り組むパリ協定からの離脱や、WHO・世界保健機関から脱退する大統領令に署名。
また、関税引き上げの強化を表明するなど、「アメリカファースト」の政策が進められます。
北海道の経済や北方領土問題など、私たちの暮らしにさまざまな影響を及ぼしそうですが、北海道民の反応は。
「自分たちの想像を超えるような、何か怖いことがあったら嫌だと思う」(20代)
「あまり期待はしていない。トランプ大統領は好きなことばかり言う」(70代)
「期待がある。今までの平準化した経済の動きとは違う、経済が上昇することを期待している」(60代)
「食費などいろいろな費用が高くなっていくので、収入が少なく生活費が不安」(20代大学生)
「これ以上ガソリンも、食料品も値上がりしてほしくない。できるだけ安いものを探してるのが現実」(50代)
北海道経済へどのような影響があるのか。国際貿易の専門家は、トランプ政権の関税引き上げ強化策がボディーブローのように効いてくると予想します。
「国を問わず一律に10~20%の関税を課すことを言及している。北海道からは水産物のホタテがアメリカに輸出されているが、関税がかかり価格が上昇すればアメリカで買い控えが起きる。北海道の輸出にとってデメリットになる」(ジェトロ 日本貿易振興機構 相馬 巳貴子さん)
関税とは輸入品にかかる税金のことです。ホタテが北海道からアメリカに輸入される際の関税が上昇すれば、アメリカ国内でのホタテの値段が高くなり売れにくくなるというのです。