「命は弁償できない!」動物飼う小学校激減する中“レンタル”…モルモット「くろちゃん」が2年2組にやってきた―旭山動物園の9週間プログラム<北海道>
「飲み物は?牛乳はあげてもいいの?」
「牛乳!?」
「牛乳!?」
「言っていたよね?牛乳ってね?」
「カルシウム?」
「僕たちはまだ調べてないから言う事ができない」
「わからないんだ!」 (小原先生と生徒たち)
実はモルモットに牛乳を与えてはいけないのです。
ひとつ間違えば小さな命は危険にさらされます。
「万が一間違えたらどうなっちゃうの?」
「死んじゃう!」
「死んじゃうんだよね?」
「弁償!弁償!」
「えっ?いやいやいや命は弁償できない!」(小原先生)
みんなが調べた事のなかには、本当かどうか分からない情報もあったのです。
先生の言葉でみんなはモルモットを借りる事への責任の重さを感じます。
「僕ら飼育員もそうです動物を見て毎日見て勉強をしています。今でも勉強しています。だからみんなのお世話をしたい気持ちは分かりましたので、ここまで準備ができましたのでモルモットをきょうこのまま置いていきます」(佐賀さん)
お休みの日は当番制で家に連れ帰り、お世話をすることにしました。
実はこの授業では、教職員が飼育を手伝う事はありません。
「やはり子どもが自分で関わる事が非常に大事で、先生を通してしまうとやはり自分とモルモットとの向き合い方にならない」(小原先生)
こちらは班ごとの採点シート。
掃除にかかった時間を短くできたか。
エサを忘れずに持ってきたか。
みんなで協力して作業ができたかで、くろちゃんとの「なかよしレベル」を自分で採点します。