【追跡】北海道でゴールドラッシュ!? 海外企業がかつて“金湧く静狩”と呼ばれた「閉山した金山」に熱視線 開発の調査を計画 「大変な目玉になる」「川は汚染されたら終わり」 地域住民からは歓迎と不安の声
期待が高まる一方で、環境への影響を懸念する声も。自然豊かな場所が金の採掘によってどうなるのか、地元民不安や悩みを追跡しました。
「結構大きくなってきたね」
約4年前から黒松内町で牧場を営む女性。金の採掘によって、生活に欠かせない水に影響が出るのではと心配しています。
「牛も生活できなくなりますし、私たちが生活用水で使っている水を牛たちも飲んでいますので、水がダメになったらここの命は絶えますね」(牧場の代表者)
採掘調査エリア近くを流れる、北海道有数の清流・朱太川。ここでも水質を懸念する声が上がっていました。
「とにかくこの朱太川は、汚染されたら終わりだからうちの漁協も成り立たないし」(朱太川漁業協同組合 安田研二理事長)
こうした声もあがる中、企業側は2024年7月、説明会を実施しました。期待や不安の声の中進む、金山跡地の試掘調査計画。この地でゴールドラッシュは起こるのでしょうか?