【”備蓄米”販売2日目も長蛇の列】5キロ2150円の“古古米”求めどこまでも続く車の列…購入した備蓄米を炊いた家は高評価「わあ、きれいな色!お父さん、見てごらん」〈北海道〉
随意契約による政府の備蓄米の販売が6月9日から北海道でも始まりましたが、10日も備蓄米を求める人たちの長い行列ができました。
「江別市にある米穀店の倉庫ではドライブスルー形式で備蓄米の販売が始まりました。道路を見てみますとものすごい車の行列ができています」(有田慈彦ディレクター)
どこまで続いているのか、見えないほどの車の列が午前7時の販売開始を前にできていました。
「松原米穀」は10日、江別市内の倉庫でも備蓄米の販売を始めました。
客が殺到したため、午前7時の開始を午前6時に前倒し。
販売したのは5キロ2150円の「古古米」です。
用意した1000袋は2時間半ほどで売り切れました。
「ほかで買ったら3000なんぼ、4000円もする。助かります」
「子ども2人いるんで食料は安いに越したことはない」
「考えられない値段ですよね、今で考えれば。手に入った。ちょっと食べてみます」(いずれも購入した人)
「いろいろ想定してはいたんですが、想像以上に並んでもらった状況ですね。感謝の言葉もあったので、そういった言葉が少しでも次回以降増えるように、原料も追加で入る連絡が来ているのでどういう対応ができるのか検討してリリースしていきたい」(松原米穀 伊藤哲也さん)
「食べられればいいですもんね。米のないときなんだもの」(高田桂子さん(77))
高田勉さん・桂子さんの夫婦は2人で2袋あわせて10キロの備蓄米を購入しました。
「(Q:どうですか、買われて)よかったんじゃないかな」(高田勉さん(75))
高田さん夫婦が住む札幌市厚別区の自宅です。
9日の夜から水につけておいた備蓄米が炊きあがりました。
「わあ、きれいな色だよ。お父さん、ちょっと見てごらん」(桂子さん)
「変わらないな」(勉さん)
「変わらないよね」(桂子さん)
「においは…全然」(勉さん)
「全然変わらないわ」(桂子さん)