「一日千秋の思いで待っていました」地元住民の声を反映した「ショッピングセンター」誕生 何度も重ねたワークショップ 女性客が描いた絵は”旭山動物園のデジタルサイネージ”に 北海道・旭川市
北海道・旭川市でショッピングセンターがオープンしました。
2年7か月前に閉店した店舗跡地での再出発。
店づくりには地元の人たちの声が反映されています。
イチョウの木が見つめ続けた店舗の移り変わり
約40年前に植えられたイチョウの木です。
前の店舗が閉店したことでこの木をどうするか、話し合いが行われましたが、地元の住民からは「切らないでほしい」という声が相次ぎました。
「切れないなあと、これは切っちゃいけないなあと。僕なんぞが切る切らない、言えるようなことじゃない。これだけお客さんの思いがある。絶対残さないと」(イオン旭川春光 門間 英樹SCマネージャー)
木は店舗の移り変わりを見つめてきました。
1981年「ニチイ」でスタートした店舗はその後、「サティ」や「ポスフール」に。
住民の意見を聞いて店づくり 女性客のアイデアはデジタルサイネージに
新店舗のマネージャー・門間英樹さんらは住民の意見を聞きながら店づくりを進めました。
このデジタルサイネージも客の女性が描いた旭山動物園のアザラシの絵がアイデアのもとになっています。
良い店をつくるには地域の人が何を求めているのかを知る必要がある。
イオンは住民とのワークショップなどのイベントをこの2年間で11回開きました。参加者は延べ100人以上にのぼっています。
「(イオンの)皆さん、とても前向きに『いいですね』と。無理しない範囲で出来ることからやろうということで。雪ならではのイベントもみんなで考えてやっていきたい」(ワークショップに参加した女性)