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【もうすぐ新米販売】東川町ではブランド米の品質検査を開始 初回は2万トンすべてが“一等米”…小売店では品薄と価格高騰続く 今年は1000~1200円値上がりする見込み 家計に影響ありそう 北海道

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東川町では出荷に向け品質検査 初回検査ではすべてが“一等米”に

 実りの秋はすぐそこ。北海道上川の東川町ではコメの出荷を控え品質検査が始まりました。品薄が続く中、道産の新米はいつごろ店頭に並ぶのでしょうか。

品質検査

品質検査

 大雪山系の雪解け水で育ったブランド米「東川米」。出荷を控えた品質検査がきょうから始まりました。


 検査を通過したコメのみが精米され、袋詰めされます。初回の検査では約2トン全てが最高品質の一等米と判定されました。

 「大変品質の良いものができ一安心。いち早く消費者に届けたい。(コメの品薄が続iいているが)もう少し我慢して待ってほしい」(JAひがしかわ 牧清隆組合長)

 検査は来週ピークを迎え、9月中ごろには店頭に並ぶ予定だといいます。「JAひがしかわ」は10月下旬までに平年並みの1万2千トンを出荷する見通しです。

コメの品薄と価格高騰続く小売店 今年も1000円から1200円程度値上がりか

店先にできた行列

店先にできた行列

 小売店の店頭ではコメの品薄状態や価格の高騰傾向が続いています。


 こちらの米穀店では午前と午後の2回、5キロ入りの新米60袋をそれぞれ販売していますが、いずれも行列ができました。午前の回は約25分で売り切れました。

 「やっと買えた。(コメを探して)3日目。おいしいご飯を炊きます」(コメの購入客)

コメを販売する様子

コメを販売する様子

 9月4日、販売したのは千葉県産コシヒカリの新米。5キロ入り1袋3682円です。


 全体的に価格は5キロで500円から700程度高くなっているといいます。

 北海道産の新米が店頭に出回るのは早くて9月10日ごろとみています。こちらでは例年「ゆめぴりか」が10キロ5500円ほどでしたが、今年は1000円から1200円程度値上がりするとみられます。

 農協が農家に前払いする「概算金」が、諸費用の高騰のため2割から4割ほど引き上げられたためです。

 実りの秋、そして食欲の秋を迎えますが、今年は家計に影響がありそうです。