【台風情報】8/28(水)菅井さんの天気予報 台風10号が列島を横断!5日先の予報円は未だ大きくコース次第で北海道の季節が決まる
(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在
◆きょう28日(水)の気温
8月最後の週ですが、真夏の暑さとなっています。
札幌市、長沼町、恵庭市など道央で28℃以上となったほか、
稚内も26℃以上で、夏日となりました。
今夜にかけても、昼間の暑さが残り、気温が高めで経過しそうです。
札幌は22℃以上で、少し寝苦しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
◆あす29日(木)の天気・気温
太平洋側は、朝はにわか雨の所がありますが、
天気の大きな崩れはなく、晴れる所が多いでしょう。
まだまだ紫外線が強いため、外出はUV対策が必要です。
日中の気温は、前日よりさらに高く、
札幌は30℃で、6日ぶりに真夏日が戻るでしょう。
◆台風10号
非常に強い勢力で、屋久島や種子島が暴風域に巻き込まれています。
鹿児島では特別警報が発表されていますが、危険な台風です。
あす29日(木)に、九州地方に上陸し、
その後は、列島を横断となりそうです。
陸地を進むと、雨や風は弱まりますので、台風としての勢力は衰えます。
北海道は、直撃の可能性は低くなっていますが、
台風の北側の秋雨前線で、31日(土)は、大雨のおそれがあります。
◆台風のコースと北海道
台風が北海道の西を進むと、南風が吹き、暑い空気が運ばれてきて、
東を進むと、北風が吹き、涼しい空気が運ばれてきます。
北海道にとっては、どちらのルートを通るかで、
台風が去った後の季節の歩みが変わるのです。
◆北海道の見通し
世界各国の予報機関によると、今の所、
北海道の東を通る可能性が高くなっています。
来週は、空気が入れ替わり、晴れても札幌は25℃前後までしか上がらなくなりそうです。
道東の内陸部は最低気温は10℃前後で、肌寒くなりそうです。