【放置自転車】駐輪場整備で"迷惑駐輪"は大幅減少! でも隣接エリアにはまだまだ路上に自転車がいっぱい…「禁止区域外なら止めていいかなと」「せめて夏場だけでも」 駐輪場整備はどこまで進む? 北海道札幌市
「放置禁止区域外でも自転車の放置は基本的に認めていない。市では3日以上放置されたものは撤去の対象となると考えで巡回している」(札幌市 伯谷 課長)
放置禁止区域内ではわずかな時間止めただけでも即時撤去の対象となりますが、区域外では一定の期間を経過しないと撤去されないのです。
禁止区域外に自転車をとめようとしていた若い男性にとめた理由を聞いてみました。
「用事が近くであった。この周辺には駐輪場がない。放置禁止区域外なら止めてもいいかなと」(路上駐輪した人)
Q禁止区域には止めない?
「禁止区域だとすぐに自転車を持っていかれるから。持っていかれるのは さすがに嫌」(路上駐輪した人)
札幌市の担当者は、このような状況について。
「放置禁止区域内と区域外の縁辺部では多かれ少なかれそういう状況は発生する。駐輪場を確保した上で、西側にも(放置禁止区域を)拡大できたらと考えている」(札幌市 伯谷 課長)
また、放置禁止区域と国道36号をはさんで隣接しているススキノ地区でも、路上駐輪が多く見られます。
「ススキノ地区です。路上駐輪された自転車が10台あります。さらに道路を隔てて向かい側、枠の部分は無料で止めることができますが、そこからはみ出たところには約30台近く路上駐輪されています」(狐野 彩人 アナウンサー)
「皆さんの希望としては止めてほしくないということですね」(路上駐輪した人)
「みんな止めているからここはいいのかなと思った。(Q:ススキノは駐輪場が少ない?)少ない。せめて夏場だけでも路上駐輪できるようにしてほしい」(路上駐輪した人)
コロナ禍で落ち込んだ人出が回復した現在、ススキノの路上駐輪は大きな問題となっています。
「ススキノ地区では駐輪場が不足していて自転車が路上に止まっているのが現状。なかなか駐輪場を整備するための土地の確保が難しいという課題がある」(伯谷 課長)
ススキノを放置禁止区域に指定するためには、駐輪場の整備が欠かせませんが、そのめどはたっていません。