物価高に負けずお財布に優しい『ワンコイン』のランチ! 500円でお釣りがくる朝定食も! その裏に”ワンオペ”店主の努力と”先代”から受け継いだサービス精神が…
新型コロナの影響が長引き、夜の営業時間に客足が戻ってこなかったため、ワンコインのメニューに活路を求めました。
夜の営業の落ち込みを朝どんぶりとランチが十分補っているといいます。
「やっぱりおいしかったという言葉を聞くとうれしいので、この値段でやっている。あとは男気」(三浦さん)
ワンコインでお釣りがくる定食もありました。
札幌市中央区の「武ちゃん」です。
先代の武内剣一さんが50年にわたって店を切り盛りしていましたが、5年前病気のため亡くなり、息子の範晃さんが跡を継ぎました。
午前7時から提供する朝定食がこちら。
納豆に厚焼き玉子、豆腐などがついた「納豆定食」が350円。
サケに厚焼き玉子、豆腐などがついた「焼魚定食」は450円。
ワンコインでお釣りがくるメニューが4種類そろいます。
「まめに仕入れに行く。大量に買うとロスも大きくなる」(武ちゃん 武内範晃さん)
食材のロスをなくすこと、店が持ち家なので家賃がかからないこと、そして一人で営業することで経費を抑えています。
午前11時からのランチタイムにもワンコインでお釣りがくるセットを考えました。
おかかのおにぎり150円に、サケのおにぎり180円。
プラス150円で小鉢とみそ汁がセットになり、しめて480円です。
「私、サケのおにぎりを海苔や漬け物はいらないと言ったせいか、サケをいっぱい入れてくれているような気がするくらい具もいっぱい入っていて、良心的でおいしい店だと思う」(おにぎりをテイクアウトした客)
「父の時から客にサービスしたり、値段的にも頑張っていたので、引き継いだからには父の精神はそのままで、できる限りのサービスはしていこうかと頑張っていいます」(武内さん)