「前にも1回ある」「笹山なので氷が滑る」北海道の公営住宅に雪崩直撃 現場付近では以前にも雪崩発生 小学生が“10針縫う”ケガも 13人が避難所に
大雪による影響が続いています。北海道東部の羅臼町では1月25日夜、町営住宅に雪崩が直撃し、小学生が割れた窓ガラスで10針以上縫うケガをしました。
部屋の中に流れ込んだ大量の雪。ラックは倒れ、床は雪で見えなくなっています。窓に目をやると雪とともに大量の木の枝も…。別の部屋では衝撃でカーテンレールが外れてしまっています。
25日午後11時ごろ、羅臼町礼文町の町営住宅の裏山で雪崩が起きました。
雪は3階建ての建物の2階部分まで押し寄せたとみられ、小学生の男の子が割れた窓ガラスで足や手などをケガし、10針以上縫ったということです。
現場付近は国が指定する雪崩の危険箇所に含まれ、羅臼町では12時間で68センチのドカ雪となり、125センチの積雪を記録していました。
「(この町営住宅で)前にも1回ある。急に大雪が降るとこういうことがまれに起きる。笹山なので氷が滑る。ものすごい勢いで雪崩が起きる」(羅臼町 飯島 東 総務課長)
町内の避難所には最大28人が避難、1月26日午後3時現在では13人が避難しています。