「目標は自立と幸せな家庭を築くこと」2度の児相保護…"虐待サバイバー" 施設からの巣立ち 退所後も支える経済困窮や孤立防ぐ取り組み
クリスマスなどのイベント時期には、差し入れを持っていくことも。しかし、毎回、若者が出て来られるわけではありません。
「出てこないですね。若者なので出かけていることもありますし、お金を借りて色々な連絡がきていて、誰が来るか分からなくなって出られない、色々な理由がありますね」(本間さん)
ホームを出た後にサバイバーが直面する課題。孤独や過去の虐待による心身の不調。こうしたことから、仕事を続けることが難しく、経済的に困窮することも少なくありません。
ステップハウスで一人暮らしをしながらホテルで働いている笹谷さん。
最近は、パート従業員らをまとめるチーフを任され、仕事の振り分けや部屋の最終チェックなども担います。
会社から正社員登用の話もあり、自立への道が見えてきました。
恋愛をする余裕もでてきたといいます。