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「目標は自立と幸せな家庭を築くこと」2度の児相保護…"虐待サバイバー" 施設からの巣立ち 退所後も支える経済困窮や孤立防ぐ取り組み

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職員は15軒から25軒を定期的に巡回

職員は15軒から25軒を定期的に巡回

 クリスマスなどのイベント時期には、差し入れを持っていくことも。しかし、毎回、若者が出て来られるわけではありません。

 「出てこないですね。若者なので出かけていることもありますし、お金を借りて色々な連絡がきていて、誰が来るか分からなくなって出られない、色々な理由がありますね」(本間さん)

 ホームを出た後にサバイバーが直面する課題。孤独や過去の虐待による心身の不調。こうしたことから、仕事を続けることが難しく、経済的に困窮することも少なくありません。

サバイバーが直面する課題も

サバイバーが直面する課題も

 「午前中に巡回した子の家には、詐欺まがいのはがきが入っていた。相談できるうちにたくさん体験や失敗をして、一人暮らしや自立をするのが安心ですし、僕らとしても長く関わることができる」(本間さん)

詐欺まがいのハガキが届くことも

詐欺まがいのハガキが届くことも

 ステップハウスで一人暮らしをしながらホテルで働いている笹谷さん。

 最近は、パート従業員らをまとめるチーフを任され、仕事の振り分けや部屋の最終チェックなども担います。

 会社から正社員登用の話もあり、自立への道が見えてきました。

 恋愛をする余裕もでてきたといいます。

幸せな家庭を築きたい

幸せな家庭を築きたい

 「目標はちゃんと一人暮らしをすること。自分の過去もあるので幸せな家庭を築けていけたらいいな」(笹谷さん)

 働けないと言われたことは忘れません。支えをもらった今は、きっと生きていける。そう思っています。


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