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トレーラー 道路の舗装維持工事現場に突っ込み“7人死傷” 身元不明だった死亡した2人目は47歳の警備員と身元判明―運転手の前方不注意か

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事故があった現場(12月22日、北海道千歳市)

事故があった現場(12月22日、北海道千歳市)

 12月22日、北海道千歳市で道路工事現場にトレーラーが突っ込み7人が死傷した事故で、死亡した2人目が警備員の男性であることが分かりました。

 この事故は12月22日午後1時20分ごろ、千歳市泉郷の国道337号線の工事現場に走ってきたトレーラーが突っ込み、2人が死亡し5人が重軽傷を負ったものです。

 その後の調べで、身元が分かっていなかった死者の2人目が、札幌市白石区の会社員、今祐介さん(47)だと分かりました。死因は多発性外傷でした。

 警察などによりますと、現場の千歳市街地方向へ向かう路上は舗装維持の工事中で、今さんと死亡した熊倉隆さん(50)は現場で警備員として作業していました。

 また工事に携わり当時現場の屋外にいた52歳と22歳の男性も事故に巻き込まれ、右腕や骨盤を折るなど重傷です。

 突っ込んだトレーラーは工事現場に止まっていた無人のトラックにも衝突。トラックははずみで近くに停車していた20代の男性3人が乗る別のトラックに衝突し、3人が軽傷を負いました。

 この事故で、警察はトレーラーの運転手の苫小牧市に住む男(45)を現行犯逮捕していて、調べに「重大な事故を起こしてしまった」などと話しています。

 これまでに男の勤務先を捜査した結果、勤務状況や運転前の体調などに目立った問題は確認されなかったということです。

 警察は過失運転致死傷の疑いで在宅で捜査を続けていて、男が前をよく見ていなかったことが原因とみて、居眠り運転の可能性も視野に、事故の原因を調べています。