「いじめられている」「死のうと思う」アンケートや教師に答えた“中学生 自殺” 学校側が放置―札幌市の調査検討委 会見し教育長陳謝
札幌市の機関「札幌市児童等に関する重大事態調査検討委員会」が12月21日会見し、2年前、市立中学校に通っていた生徒が自殺していたことを明らかにしました。
自殺した生徒が学校のアンケートで「いじめられている」「死のうと思う」と答えていたのに学校側は放置していたことも公表しました。
札幌市教委の桧田英樹教育長は「いのちを救ってあげられなかったことに教育委員会として責任を感じている。申しわけございませんでした」と陳謝しました。
2013年に「いじめ防止対策推進法」が施行されてから、札幌市でいじめの影響による自死は初めて。
前年度 北海道のいじめ件数は過去最多
2021年に起きた旭川市の女子中学生の公園での凍死など、近年あらためていじめ問題が注視されています。北海道内で確認されたいじめ件数は2022年度は約3万4500件。前年度に比べ1.5倍と過去最多となっています。