大学生を襲い死亡させ、消防隊員に反撃されて死んだヒグマ…過去に周辺で人を襲撃したクマとは別個体と判明…DNA型が一致せず 初めて人を襲ったか 北海道
北海道南部の福島町で男子大学生や消防隊員ら4人を襲ったクマは、DNA鑑定の結果、近隣地域で過去に人を襲ったクマとは別の個体である事がわかりました。
福島町の大千軒岳では10月下旬、函館市の男子大学生と消防士3人が相次いでヒグマに襲われ、男子大学生は遺体で発見されました。クマは消防隊員がナイフで刺した傷が致命傷となり、その後死骸で見つかりました。
道南では、2021年に福島町で女性がクマに襲われ死亡したほか、2022年にも松前町で高齢夫婦がクマに襲われるなど、人身事故が相次いでいました。
2021年のケースでは、畑作業をしていた70代の女性が行方不明となり、その後、山中でクマに襲われたとみられる性別不明の状態で遺体が見つかっています。