“土かけられた男性とみられる遺体”付近で死んでいたクマ…消防隊員にナイフで反撃されたか 首に「刺し傷」確認
相次いで人を襲撃した個体の可能性があります。
11月2日、遺体が発見された北海道南部・福島町の大千軒岳の現場近くで死んでいたクマの首に、刺し傷があったことが新たに分かりました。
11月2日、大千軒岳で見つかった全身に傷のある若い男性とみられる遺体。
一部に土がかかっていて、クマに襲われた可能性があります。
遺体の数十メートル先に体長約1.5メートルのクマの死骸が見つかっていて、付近では10月31日、登山中の男性消防隊員3人がクマに襲われています。
この死んでいたクマが、相次いで人を襲った可能性があるといいます。
31日、消防隊員らは3人横並びで休憩中、クマと遭遇。
襲い掛かってきたクマに、1人が刃渡り5センチのナイフで首付近を刺し、クマはナイフが刺さったまま逃げました。
関係者によりますと、クマの死骸には首に刺し傷があり、それが致命傷となったとみられていて、消防隊員を襲ったクマと同一個体の可能性があるということです。