うじゃうじゃ漂う白いムシ…北海道各地で「雪虫」が大発生…その原因は”夏の猛暑” 発育スピード早まり何世代も繁殖繰り返す…しばらくは飛びやすい天候続く
ここ数日、悩まされているという方も多いのではないでしょうか。
各地で雪虫やアブラムシの大量発生が目撃されています。
空がかすむほど、大量に飛ぶ無数の虫。
10月24日、北海道南部の知内町で撮影された映像です。
北海道内ではここ数日、雪虫と、白い綿がないケヤキフシアブラムシと呼ばれる2種類のアブラムシが大量に発生しています。
札幌・中央区の大通公園でも雪虫が大量に舞う光景が…
「ズボンも虫だらけになってしまった。マスクしないと口の中に入る」「みんな口に入ったとか、目に入ったとか…私も気を付けて歩いていました」(公園にいた人)
今年の大量発生には、夏の猛暑が影響しています。
「気温が高いと(虫の)発育が早まる。夏から秋にかけて気温が高いと。子供を産んで、そのまた孫が生まれて、さらにその子供が産まれるっていうふうに、何世代も繰り返して増殖をしていくわけです。11月上旬まで大量に発生する現象が見られると思います」(北海道大学 秋元 信一 名誉教授)
しばらくは、雪虫が飛びやすい天気が続く見込みで、マスクやメガネなど対策が必要です。