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公園で“ハンモック遊びやたき火”もOK…月1回の「プレーパーク」が大人気 自由な発想で成長を後押し

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 子どもが自由な発想で自分の責任で遊べる場所「プレーパーク」が注目されています。背景を探ると現代の子どもたちから失われている「3つの間」があることがわかりました。

 札幌市中央区、住宅街のど真ん中にある桑園公園です。
9月17日、子どもたちの笑い声であふれていました。

 ハンモックをブランコみたいにして楽しむ子もいたり。

街中の公園で

街中の公園で"盛大なたき火"

 鍋のふたを頭にのせて太鼓をたたく子もいたり。

 なんと街中の公園で盛大なたき火もありました。

子どものあそび場「プレーパーク」

子どものあそび場「プレーパーク」

 これは桑園公園で月に1回開かれる子どものあそび場「プレーパーク」です。

 「どうしても命にかかわることは介入することになるけど、それ以外は子どもたちの判断に任せる」(桑園あそびばプロジェクト 寺坂崇さん)

 桑園公園での「プレーパーク」を主催している、桑園あそびばプロジェクトの寺坂崇さんです。

子どもたちの自由な発想で楽しめる「プレーパーク」

子どもたちの自由な発想で楽しめる「プレーパーク」

 プレーパークとは、1970年代に東京で始まった子どもたちが自由な発想で自らの責任で遊べるあそび場のことです。

 段ボールやハンモック、竹馬などの遊び道具をプレーリーダーと呼ばれる大人が用意しますが、あくまでも役割は子どもたちの遊びを見守ることです。

 例えば木をのこぎりで切ろうとする子ども。枝が曲がっていて危険に見えます。

 「待ってよく考えて」(プレーリーダー)

 プレーリーダーが一声かけて止めますが、やり方は教えません。すると…

「危険な時」だけ大人がストップをかけ…子どもが自ら考える

「危険な時」だけ大人がストップをかけ…子どもが自ら考える

「ココを足で抑えて」(子ども)

 周りの子どもが切り方を教えます。

 「子どもが遊ぼうとしたり自由にすると大人が介入してしまう。実は子どもたちが考える力を奪ったり、危機管理能力が育ちにくい。成功体験も失敗体験も、まるごと彼らの財産にしてほしい」(寺坂さん)

 プレーパークを始めたきっかけは、公園で遊ぶ子どもの姿が少ないことに気づいたからだといいます。

公園で遊ぶ子どもが減ったことが「プレーパーク」開始のきっかけに

公園で遊ぶ子どもが減ったことが「プレーパーク」開始のきっかけに

 「習い事をたくさんしていて、なかなか放課後に遊びづらい。遊ぶ場所も限られている。自由に遊びが展開できていない」(寺坂さん)

 さらに、子どもたちが遊ぶはずの桑園公園では防球ネットがあるにも関わらずボール遊びが禁止とされていました。

 「ただボール遊びをしているということで、110番通報されたことがあったとは聞いた。僕らが緩衝材のように関われたらなと思っています」(寺坂さん)


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