「1978年以降で最多」記録も…大気の状態不安定で大雨や強風 "土砂崩れ"巻き込まれ男性ケガ 避難所も開設 北海道
北海道内は大気の状態が不安定で、各地で局地的な大雨や強風となっています。
太平洋沿岸部の様似町では土砂崩れが発生し、住民の男性1人が巻き込まれ、ケガ人が出ています。
低気圧が急速に発達しながら北海道付近を通過する影響で、道内は大気の状態が非常に不安定になっています。
午前11時までの12時間に降った雨の量は、浦河町で222.5mm、白老町で103.5mmなどと、局地的な大雨となっています。
札幌市清田区美しが丘でも、枯葉が積もった排水溝に大量の雨が流れ込んで詰まり、一時冠水する場所も確認されました。
太平洋沿岸部の浦河町では、午前8時45分からの1時間の降水量が75mmと、1978年以降で最も多い大雨を記録しました。
隣町の様似町鵜苫の国道336号線付近では午前8時30分ごろ、道路管理の担当者から「土砂崩れで家に被害がある」などと消防に通報がありました。
警察などによりますと、この土砂崩れで住宅が巻き込まれ、80代の男性がケガをして足に痛みを訴えています。
同居する40代女性にケガはありませんでした。
様似町では413世帯811人に避難指示が出されていて、西町第二会館など4か所に避難所を開設しています。
北海道内は6日朝にかけて、日本海側と太平洋側の多いところで100mmの雨が予想されていて、暴風や高波、土砂災害に警戒が必要です。