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「夏 楽しむこと最優先」ウクライナ侵攻に無関心なモスクワ市民…"非友好国"に指定された日本人半減『細るコミュニティー』

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日本外務省…モスクワは「渡航中止勧告」危ぶまれる”日本人学校の存続”

存続危機を迎える可能性も指摘されているモスクワ日本人学校(2023年8月)

存続危機を迎える可能性も指摘されているモスクワ日本人学校(2023年8月)

 ウクライナへの侵攻にともない、外務省は渡航の安全度を示す「危険情報」で、ロシアを「レベル3(渡航中止勧告)」に引き上げた。50の国や地域に90校展開している文科省認定の日本人学校の中で、レベル3の都市はモスクワだけだ。

「渡航をやめるよう勧めている場所に教員は派遣できません」(文科省)

 学費で運営しているため、子どもたちが減ったことで、2023年度予算は2000万円の赤字。「このままだと学校運営は立ち行かなくなります」(学校運営関係者)。閉校の恐れすら生じている。

 戦争している国とは思えぬ「いつも通り」の光景が広がる首都・モスクワ。その状況とは裏腹に、侵攻前の半分以下にまで減った日本人のコミュニティーは底が見えないまま、沈み続けている。


 ロシアのウクライナ侵攻で日露関係が悪化の一途をたどる中、関根弘貴特派員が首都・モスクワの様子をつづりました。