車と衝突も…北海道でクマ出没過去最多ペース 市街地でも繰り返し目撃情報 対策見直しへ"クマよけグッズ"の関心高まる
また、住宅街や畑に近づけさせないために、野生動物が嫌う臭いを出す商品が注目されるなど、関心が高まっています。
例年、春先の山菜取りの時期に売れるクマ対策グッズですが、朱鞠内湖の事故以降、ふたたび注目されたということです。
ジョイフルエーケー屯田店 小林 孝平 副店長:「1つの鈴が定番だったが、複数音量の違うものとか、複数の鈴をつけてより、存在をアピールする傾向になった。これからレジャーシーズンに入っていくので、色々な方がより多く山に入るようになるので、まずはクマよけ対策商品を見直してほしい。クマの撃退スプレーを持っている人は使用期限があるので、しっかり山に入る前に期限が切れていないか確認して、装備を整えて欲しい」
クマ鈴を見に来ていたこちらの親子も、釣りに行く際に備えて購入に訪れたといいます。
買い物客:「川の釣りに行こうかなと思っていたので、鈴持って行った方がいいかなと。大きすぎず、小さすぎず、どんな音なのか確認しながら、店員に聞いてみたいと思う」
行政が対策を進めると同時に、私たちも備える必要があります。
気温が上がると、目撃件数も減ってくるはずだが、今年は逆に増えていっている。特に多発しているのが、オホーツク地方の紋別市。
市内の中心部で、4月21日の目撃情報をきっかけに、山の方、海の方でも頻繁に目撃情報があった。特に5月11日以降は、市街地周辺で頻繁に目撃されるようになり、6月5日までに少なくとも35件の目撃情報があった。
紋別市では同一個体ではなく、2頭のクマが色々な場所で繰り返し出没しているのではないか、とみている。紋別市で現在、何らかの対応をすべく、検討を進めている。