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【陸上】電子ペーサー“ウェーブライト”が登場…7月のホクレン中長距離チャレンジ

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2022年の大会で日本記録を樹立した田中希実選手

 夏の北海道を舞台に陸上競技の中長距離種目の記録に挑む「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」が今年も開催されますが、今年の大会には“新兵器”が登場する見通しです。

 日本陸上競技連盟が導入へ準備を進めているのが「Wave Light(ウェーブ・ライト)」という電子機器で、設定ペースをLEDライトの光で表示するいわば電子ペースメーカー(ペーサー)です。

 競技場の400mトラックにLEDを400個(1メートル間隔)配置し、設定したペースに合わせて発光していく仕組みです。

 これまで新記録の誕生や中長距離種目の強化に貢献してきた同大会ですが、今年の記録は世界選手権(8月、ハンガリー・ブダペスト)、来年のパリオリンピックの参加資格記録の有効期間にあたります。

 ウェーブライトの導入が実現すれば自己ベストなど、選手の目標記録達成のための環境向上と合わせ、光とともに疾走する光景は陸上競技を観戦する楽しさアップも期待できそうです。

 この電子ペーサー導入にあたって、日本陸連では6月6日からクラウドファンディング「READYFOR」を通じ支援を呼びかけていて、期間は7月21日までですが6月15日までに第1目標金額300万円に達した場合は5大会でウェーブライトを実施、目標に届かない場合でも3大会で導入するとしています。

 今年のホクレン・ディスタンスチャレンジは次の日程で行われます。

 7月1日(土) 第1戦 士別大会
 7月5日(水) 第2戦 深川大会
 7月8日(土) 第3戦 網走大会
 7月12日(水) 第4戦 北見大会
 7月15日(木) 第5戦 千歳大会