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男旅セレクション
十勝のすごい食材カタログ

06

生産者さんの想い

丸勝

十勝ロイヤルマンガリッツァ豚

豚は効率的に生産するために品種改良される歴史をたどってきました。しかし自由放牧で育てられるマンガリッツァ豚は、希少な100%の純血種。
7年前、アジアで初めて十勝で飼育しようと動き出した時は、なかなか原産国のハンガリーに生体輸入を認めてもらえませんでした。しかし4年にわたる粘り強い交渉のすえ、豚を鼻から尾まで食べ食材を無駄にしない日本ならと、オランダ経由で生体輸入をしました。
藤田さんはもともとは営業マンとして同社に入社。しかしアジアではマンガリッツァ豚の飼育実績はなく、誰も飼育者がいなかったため、突如4年前に飼育責任者に抜擢。

「右も左もわからないまま養豚を学んできた。がむしゃらに走ってきた。どんどん豚が好きになった。今は十勝ロイヤルマンガリッツァ豚を世界NO1にするのが夢です」と意気込みます。

何もかも新しい挑戦だったため、牧場設計からエサのやり方まで試行錯誤しながら自分たちで作りあげました。牧場の飼育員もあえて未経験者で、新しい飼育方法を柔軟に吸収できる人材を採用してきました。
藤田さんから強く感じたのは、食材に対する敬意と感謝の気持ち。牧場の片隅にある豚が出荷される時、前日に入れられるコンテナ。脇には、その想いを表わすかのようにお神酒とお線香がそえられていました。

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