「小樽愛」がすべての始まり。地域とつながるサウナから、北海道発のブランドを目指して 「Otaru arch」橋本喜生子さん
小樽愛を凝縮した、地域貢献型のサウナ施設
――「湯の花」でサウナに変化を起こしたのはなぜですか。
「もともと父親が大のサウナ好きで、『湯の花』には大きなサウナがありました。私はオートロウリュを導入したことが一番大きな変化だったと思います。大型温浴施設でのオートロウリュは故障のリスクも多いのですが、需要に応えたいという気持ちで導入しました。一方で昔ながらのサウナを好むお客様もいらっしゃるため、日替わりで片方の浴場にのみ設置するという工夫をしています。今では問い合わせやSNSを見て『今日はオートロウリュがあるから行こう』と選んでいただけるようになりました」
――「Otaru arch」を設立したきっかけを教えてください。
「2019年に小樽青年会議所に入会したことがきっかけです。6年間、この街を盛り上げるために自分ができることは何かを考え続けました。その中で、地域貢献を目的とした会社を作りたいという気持ちが強くなり、青年会議所で地域と向き合ってきた小樽への想いを表現したサウナを作るという結論に達しました」
――サウナにはどんな工夫を凝らしましたか。
「とにかく小樽らしさを詰め込みました。小樽といえばランプの街ですのでランプを使用し、海の街であることから舵輪を使った照明を配置しています。また小樽軟石を取り入れ、サウナの部屋の名前にも小樽の町名を使っています。水風呂には、小樽の水の90%を担うダムから名前をいただき『朝里ダムの水風呂』と名付けました。お客様からは『小樽が凝縮されている』という声をよくいただきます」
――施設設計のこだわりを教えてください。
「すべてのサウナ室に大きな窓を作り、四季を楽しめるように設計しています。庭も自然を体感できるように作っており、観光客の方にも小樽の自然を感じてらえるような空間を目指しています。まだまだお客様の心をつかめるよう、設計をアップデートしている最中です」
















