「どうしてこんなことになってしまって、どうして止められなかったのか」無期懲役の求刑に対し判決は"懲役30年"の川村葉音被告…被告ら3人は凄惨な事件を引き起こした事について何思う【江別男子大学生暴行死】
2024年10月、北海道江別市の公園で男子大学生(当時20歳)が男女6人から集団暴行を受け、死亡した事件。
逮捕・起訴されたのは、交際相手だった八木原亜麻被告(21)、その友人の川村葉音被告(21)、川村被告が連れてきた川口侑斗被告(当時18)、滝沢海裕被告(当時18)、当時17歳の少年、当時16歳の少年の計6人です。
このうち、川村被告、滝沢被告、当時16歳の少年の裁判員裁判が札幌地裁で行われ、6月25日に判決が言い渡されました。
■川村被告に懲役30年、滝沢被告に懲役20年 当時16歳の少年には不定期刑
検察側は川村被告に無期懲役、滝沢被告に懲役20年、当時16歳の少年に懲役10年以上15年以下の不定期刑を求刑していました。
これに対し札幌地裁は、
* 川村被告に懲役30年
* 滝沢被告に懲役20年
* 当時16歳の少年に懲役9年以上13年以下の不定期刑
を言い渡しました。
■「無期懲役」を求刑されていた川村被告は懲役30年の有期刑
川村被告は、交際トラブルの当事者だった八木原被告の友人でした。
6月5日の公判で、検察官から「強盗致死罪の法定刑は死刑または無期懲役です。あなたはどうなると思っていますか」と問われると、「社会に出られる確率は少ないと思っています。少ないというか、ほぼないと思っています」と答えていました。
裁判所は判決理由について、
「特に主導的であったとまではいえないが、被害者に暴行を加え、金品を奪う流れを作り出し、本件犯行をけん引していたということができる」と指摘。
一方で、「被害者の死亡への直接的な寄与は限定的である」として、有期刑の上限となる懲役30年を選択しました。
■「ライダーキック」で犯行を助長 滝沢被告は求刑通り懲役20年
滝沢被告には、求刑通り懲役20年が言い渡されました。
検察側は、滝沢被告が「ライダーキック」と叫びながら飛び蹴りをしたほか、被害者から奪ったクレジットカードでたばこを購入する話になった際に「でかい、きたー」などと発言していたことを挙げ、「ふざけながら暴行を促進した」と指摘していました。
一方、弁護側は、滝沢被告の暴行は「ライダーキック」2回と首元への足蹴り1回、いわゆる「根性焼き」などにとどまり、暴行の中心的な担い手ではなかったと主張していました。
裁判所は「『ライダーキック』と言って被害者の背中に飛び蹴りをするなど、本件犯行を助長する言動をしている」と認定し、求刑通りの判決を言い渡しました。



















