【知床遊覧船沈没】桂田精一被告に禁錮5年の実刑判決…悪天候で出航すれば事故は予見できたと断定 無罪の主張を退ける…専門家は法定刑上限の判決を「非常に重い」 弁護側は即日控訴〈北海道〉
■過去には無罪となったケースも 専門家は「非常に重い」
今回の判決について、海難事故に詳しい専門家は。
「過去の事例では陸上と船とは違うということが理解されなくて、無罪になったことが何回かあった。それを考えた時に罪を問うのはハードルが高かったが、禁錮5年の判決は非常に重い」(神戸大学 若林 伸和 教授)
■桂田被告は「謝罪と償いを続けていく」とコメントも即日控訴
桂田被告は裁判終了後、「多くの乗客の方、船員が亡くなられたこと、また依然として行方不明の方々もおられることについては、これからも謝罪と償いを続けていく所存です」というコメントを発表しました。
弁護側は判決を不服として即日控訴しました。
裁判で最大の争点となったのは、桂田被告が事故を予見できたかどうかです。
弁護側は、事故3日前の検査でハッチの不具合が指摘されなかったことから、「不具合を知らされておらず、事故を予見できなかった」と主張。
これに対し判決では、ハッチの不具合の有無にかかわらず、悪天候の中で出航させたこと自体が事故の原因であると指摘。桂田被告が出航を命じた行為に過失があると認定し、法律で定められた刑の上限である禁錮5年を言い渡しました。
今回の判決について、海難事故の原因究明に詳しい神戸大学の若林伸和教授は、「過去の事例では無罪となったケースもある。実際に船を操縦していない人を罪に問うのは非常にハードルが高い中で、禁錮5年という結果は非常に重たいものだ」と分析しています。



















