【日本ハム】山崎福也、サチトラバッテリーとして共に戦った伏見寅威の移籍に複雑な胸中「まだまだ一緒に組みたかった」―現状維持で契約更改
11月28日、北海道日本ハムファイターズの山崎福也投手が契約更改交渉に臨みました。球団から「来季はしっかりと、今年以上にもっともっと活躍してほしい」と激励された山崎投手は、現状維持の2億5000万円でサインしました。
【写真】11/22ファイターズF FES 清宮FRIENDSほか
今シーズンを振り返り、山崎投手は「序盤の方は良い投球をしながら、のらりくらり投げてきて、勝ち星がなかなかつきづらいという感じがありましたけど、途中で打たれてしまい、ファームに落ちましたし、その経験というのは、良かったと言っていいのかは分かりませんが、僕の中では鎌ヶ谷に行って、いろいろな若い選手の練習している姿や、取り組んでいることも多く見ることができましたし、僕自身もまだまだ甘いと感じましたので、本当に心も気持ちも全部入れ替えて、練習しなければならないと痛感しましたし、初心に帰ることができたので、本当によかったと思っています。そして中継ぎに入ってから、球速も上がってきてはいるのでそこは収穫だと考えていますし、来季も先発で投げるので、そこでどのくらい球速を上げられるかというのは、自身の課題でもあるので、もっともっと上げられるように頑張ります」とファームでの経験を経て自身の意識が変わったことを明かしました。
“サチトラバッテリー”として共に戦った伏見寅威選手について問われると「難しいですよね」と切り出し、「もちろん、びっくりもしましたし、オリックス時代からファイターズに来て長く二人で。もちろん、僕の苦しい姿、寅威さんの苦しい姿も見てきましたし、やはりまだまだ一緒に組みたかったっていうのは素直な気持ちではあります。でも、野球界にはいらっしゃるので活躍してほしい。正捕手としてしっかり試合に出て、いいピッチャー、若いピッチャーをしっかりと教育している姿を見たい」とエールを送りました。
移籍の報告はLINEだったという山崎投手。「マジですか」と送ると伏見選手から「そういうことだ」と返信があったことを明かしました。そして「僕もそのオリックスから移籍してくるときに、本当に不安な気持ちもあったので、寅威さんがいてくれたことによって、いろいろと助かった部分ももちろんありますし、心の支えにもなったので本当に感謝しています」と、伏見選手への感謝を口にしました。
さらに、交流戦での対戦を問われると、「対戦したくない」と答え、オリックス時代に対戦した伏見選手には「結構打たれている」と明かし、「11球団の中で一番相性が悪い選手くらいの相手で嫌なイメージが結構あります」と語りました。
伏見選手を近くで見て、「もっともっと長く野球やりたい。できるかなと思えた」と語る山崎投手、来季は先発での二桁勝利を狙います。
<28日の契約更改>(金額は推定)
田中 正義 7200万円⇒1億円
福谷 浩司 2500万円⇒4500万円
杉浦 稔大 7000万円⇒6000万円
齋藤友貴哉 2500万円⇒5500万円
宮西 尚生 6500万円⇒6500万円
















