【みやぶれ!ロマンス詐欺】SNSで出会った「恋人」に投資を勧められ220万円詐取寸前…「真剣交際」信じた先に待つ巧妙な手口と、金融機関語る「秘密」が招く悲劇…防ぐカギは“周囲の目”<北海道>
「SNS型投資ロマンス詐欺」直前に被害を回避したケースも
分かっていても騙されてしまう詐欺被害。
直前で被害を回避したケースもありました。
札幌市にある北海道銀行大谷地支店の小林和美支店長。
騙されていた70代の男性をギリギリのところで思い止まらせることができました。
「借りていたお金を返したい」
「様子がおかしいというか、少しそわそわしているような感じで、後ろから見ていてちょっとおかしいなと感じまして」(北海道銀行大谷地支店 小林和美支店長)
男性の様子が気にかかった小林さんは、一旦受け付けた振り込みの手続きを保留しました。
すると、スマートフォンを手に男性が再び現れ、振り込み先を変更するよう求めました。
男性は、SNS上で数か月前に出会った女性に投資を勧められ、振り込みに訪れていました。
小林支店長は、典型的な「SNS型投資ロマンス詐欺」だと説得し、振り込もうとしていた220万円を返しました。
「そんな人を騙すような人じゃないとものすごくその方を信頼している感じだった。これはもう詐欺だなと」(小林支店長)
詐欺被害者に共通しているのは、当事者間の「秘密」を頑なに守っていることだといいます。
冷静な第三者の介入で防げることが多いといいます。
「銀行だけでは限界があるのでご家族の関与が抑止に繋がるのではないか」(小林支店長)
少しでも疑問に感じたら相談する。
周囲の目が詐欺被害を防ぐきっかけになりそうです。


















