【アルミ風船で交通障害】アルミ製バルーンによるトラブルは札幌・地下鉄のほかにも…市電は8月に運転見合わせ_東京メトロは構内のバルーン発見が5年間で24件にも
札幌市交通局によりますと、風に飛ばされたバルーンが電線に接触し、ショート。
ショートの痕跡ははっきりと残っていました。
このため安全装置が作動し停電したものとみられています。
札幌の地下鉄でアルミ製のバルーンによる停電は初めてです。
「こういう事例というのはなかったものですから、原因の解明にも時間を要してしまった」
「(アルミ風船は)電気を通すものですので、電車線に触れると今回と同じような事象が起きる」(いずれも札幌市交通局電気課 鎌田浩伸電力係長)
東西線は上の部分に電線が設置されているため、バルーンなど飛ぶようなものには影響を受けやすいといいます。
「東豊線と東西線は天井部分に電車線がついておりまして、南北線は走行路の横に電車線がついている形になります」
「落とし物をした場合は駅員さんに取っていただけるようお願いいたします」(札幌市交通局電気課 鎌田電力係長)
アルミ製のバルーンによるトラブルは、札幌の市電でも…。
2025年8月、バルーンが電線の設備に引っかかっているのを運転士が発見し、市電は一時運転を見合わせました。
札幌市交通事業振興公社によりますと、バルーンが接触しても市電が停電する心配はないものの、走行に影響が出るため毎日点検を行っているということです。
一方、東京の地下鉄はバルーンによる影響が多発していました。
「東京メトロ」によりますと、過去5年間でアルミ製のバルーンが駅構内で24件発見されています。
お祭りやイベントなどで手にするバルーン。
交通機関を利用する場合は注意が必要です。























