【路面電車同士が衝突する事故発生】原因は運転士の確認ミスか?一方の車両に"進入禁止"を示す「×」表示が出ていたことが判明<北海道函館市>
北海道の函館市で10月23日、路面電車同士が衝突した事故で、一方の運転士が確認を怠って交差点に進入したことが原因とみられることが新たにわかりました。
【画像】いったい何が?路面電車同士が接触…函館市電で起きた事故の様子
事故から一夜明けた函館市電。10月24日は始発から通常通り運転しています。
「びっくりした、珍しい。(市電が止まると)不便ですね、歩くしかないから。(事故車両に)乗っていたら怖い」(函館市民)
「本来、この青い市電は手前のカーブを走行しなければなりませんが、よく見るとそのまま直進し、別の市電と衝突してしまっています」(阿部空知記者)
23日正午ごろ、函館市末広町の十字街停留場近くの交差点で、谷地頭行きの市電が湯の川行きの市電と衝突し、乗客2人がケガをしました。
「午後9時30分過ぎです、いまゆっくりと市電が動き出し、運転が再開されました」(阿部空知記者)
事故から約9時間30分後、全線で運転が再開されました。
路面電車は専用の信号機に従って走行していて、信号機が「矢印」表示に変わると交差点に進入できます。
しかし、当時、谷地頭行き電車側は進入禁止を示す「バツ」が出ていました。
さらに、電車は左折する際、運転士がレールを切り替えますが、直進のままになっていたため対向の電車に衝突したと見られています。
設備の故障はなかったということで、運転手が確認を怠ったことが事故の原因と見られています。
道運輸局は来週以降、詳しく事故原因の調査を始める見通しです。


















