【室蘭満天花火】国内最大級“3万5千発”の花火が夜空彩る_鉄鋼業の衰退とともに約50年で人口が半減した室蘭市…人口減少の街に新たな名物を_イベントにかける関係者の想い
花火打ち上げまで1時間、会場はぎゅうぎゅうに混み合ってきました。
家族連れや若者だけではなく、高齢者の姿も。
こちらは車椅子席を予約して家族で訪れた80代の女性です。
「4年前に手術して車椅子になりどこにも行かれないし、生で花火も何年も見ていない」(室蘭市民 80代)
「室蘭でこういうイベントは初めてなのでぜひ両親を連れてきたかった」(娘)
全国から集まった来場者は約2万人。
いよいよ花火の時間です。
「音と光で素晴らしいと思う」(室蘭市民)
音楽と照明の演出による花火ショー。
大型花火が絶え間なく打ちあがり会場は歓声に包まれます。
3万5千発の花火は、室蘭の夜空に華々しく弾け、はかなく散りました。
「日本最大級という感じがした。地元でこれがあるのはうれしすぎる」(室蘭市民)
「(Q.満足度は?)120%どころじゃないよね」(苫小牧市から)
車椅子で駆けつけた80代の女性も…
「室蘭でこんなことできるなんて信じられない。本当に感激した。この年になって冥土の土産です」(室蘭市民 80代)
「来年また来よう」(娘)
実行委員会は2026年以降も開催し室蘭の新名物にしたいということです。