150万本の電柱を制圧せよ!電柱撮影して報酬ゲット_スマホアプリのゲーム「ピクトレ」が北海道で展開中…背景には老朽化した電柱の保守点検の人材不足が
スマートフォンで電柱の写真を撮るだけで報酬がもらえる…。
今、そんなお得で楽しいイベントが北海道内で始まっています。
実はこのゲーム、電柱の保守や点検に役立つ社会貢献型のアプリなんです。
当時は木製電柱が主流でしたが、火事が多かった函館では、燃えにくいコンクリート製が採用されました。
この電柱はいまも現役で使われています。
これを含め、電柱は北海道内に約150万本。
「撮れました」
「俺もやりたい」(男の子)
「こうやってやるんだ、電柱を制覇しました」
「ポイントゲット!面白ーい」(いずれも埼玉県からの観光客)
埼玉県から観光に訪れた家族も「ピクトレ」に初挑戦。
スマホの専用アプリで、街中の電柱を撮影し、画像をアップすることで、ネットショッピングのギフト券などと交換できる報酬がもらえる仕組みです。
「ゴールド4になった」(男の子)
「(Q:どう?やってみて)楽しい!」(男の子)
「遊びながら楽しくできていい、それが社会貢献できているなら嬉しいかな」(母親)
実は、このゲームの背景には、深刻な課題が…。
老朽化した電柱の保守・点検が今後、人手不足で追いつかなくなる可能性があるというのです。
「札幌市中央区の住宅街で折れた電柱です。現在黄色いテープが巻かれた辺りから狭い路地にむかって折れたということです」(川瀬雄也記者)
7月26日、札幌市中央区南5条西21丁目の住宅街で、突然電柱が途中から折れて、電線などが垂れ下がりました。
「ガシャーンと大きい音がして、びっくりして見たら倒れていた」(付近に住む人)
北電ネットワークによると、原因は経年劣化による破損の可能性もあるといいます。