【津波最大80センチ】ロシア・カムチャツカ半島でM8.7の巨大地震 北海道に津波到達 苫小牧・釧路など各地で避難…根室で最大80センチ観測 ガソリンスタンドに長蛇の列も
十勝地方広尾町の「十勝港」には、午前10時32分に津波の第一波が到達しました。
午後4時51分には60センチの津波を観測し、徐々に津波が高くなっています。
午後3時現在、沿岸の音調津地区の避難施設などに70人以上の住民が避難しています。
釧路市では午前9時ごろ、津波の被害を避けるため港から多くの船が沖に出ていきました。
高台の公園には多くの住民が避難し、心配そうに海を見つめていました。
「とにかく津波が陸に上がってこないことを祈っています」(避難した人)
午後4時ごろには40センチの津波を観測しました。
市内52か所の避難所には、最も多いときで約3800人が避難しました。
「避難タワーには多くの人が避難しています」(沼田海征記者)
隣の釧路町の避難タワー。巨大地震発生時の津波に備え2025年から使い始めました。
7月30日は100人近くの地元住民がタワーをのぼりました。
「避難警報になり、走って子どもを迎えにいき、すぐタワーへ行きバタバタ。この子が一番つらいかな。初めて使ったが遠くないので安心」(地元住民)
「早く良くなってほしい。早く帰りたい」(地元住民)
根室市の根室港では午前9時半過ぎ、津波に備え防潮堤が閉められました。
漁船は津波を避けるため"沖止め"をしていました。高台には、不安そうな市民が次々と避難しました。
根室市花咲では午後2時57分に北海道で最も高い80センチの津波が観測されています。
また、7月30日、北方領土の旧島民ら61人が根室沖で洋上慰霊式を行う予定でしたが、午前9時過ぎ、31日に延期を決めました。