コメ価格高騰で収穫前の新米を「青田買い」JA買い上げ1俵2万5000円に対し4万円の提示も 備蓄米流通で鎮静化へ…生産者は不安も「備蓄米が2000円なのは致し方ないが、新米が2000円なら農家は泣く」
配食業者も苦境 求められる安定供給と適正価格
旭川市で配食事業などを行う「フレアスマイル」。
月に約1トンのコメを使います。
仕入れ値は去年のほぼ倍で、ご飯の価格を50円から75円に値上げを余儀なくされました。
これ以上の値上げを回避するため、農家との直接取引や外国産米の導入を探っています。
「経営はそんなに簡単ではなく、楽ではないような状況。一定の価格で毎食食べられるような、買いやすい価格で提供できるのが一番。今よりコメの価格が下がると非常に助かる」(フレアスマイル 佐藤勇太さん)
コメを巡る“かじ取り”が問われる今
農家が持続可能なコメ作りを続けられる経営環境。
消費者が安心して主食を口にすることができる価格。
食の現場は今、難しい“かじ取り”を迫られています。