【名物スルメイカ漁の行方】衝撃の水揚げゼロから1週間…"リベンジ"出漁の結果は345キロ 最高価格はキロ8300円 漁業者&旅行者からは安堵の声 水揚げ低迷を受けて新しい商品も
老舗のイカ専門の鮮魚店は今後の漁に期待を込めます。
「きょうもないかと思ったが量が少し見えてきたのですこしほっとしている」
「(Q.価格は?)高いですよ。去年よりも高いのではないか。これがまた次につながるから漁師にもぜひ頑張ってほしい」(イカ専門店 富田鮮魚店 富田和子さん)
「イカがなければ朝ごはんは絶対食べない。今ご飯炊いてきた。どうしても食べたい、まだ小さいが高くても買ってしまう」(函館市民)
自慢は、昔ながらの製法で作られるイカの塩辛。
木樽に住み着く発酵菌が旨味を引きだすのだといいます。
「木樽の伝統文化を絶やさないためにもウチには責任あるかなと思って頑張ってやっております」(小田島水産食品 小田島隆社長)
今人気を集めているのが工場の隣に3年前に開業した「塩辛バル」です。
スルメイカの不漁でこの会社は塩辛を値上げ。
さらに出荷量も最盛期の10分の1まで落ち込みました。
しかし、バルを開業したことで、直売店の人気も高まってきました。
「直接味わえることによってお客さんが満足する商品だということが認識されたのが大きいと思います」(小田島社長)
「いただきます!普通の塩辛より味が濃いですね。濃い旨味みたいなのがぎゅっと閉じ込められている気がします」(熊坂友紀子記者)
「全部美味しいので全種類買って帰るお客さんも多い」(小田島社長)
「干物(ホッケ、ニシン、サバ)をやったりとか。魚だけでは足りなければ農作物もジャガイモやかぼちゃとかもやりました。今年から肉の加工も取り組んでいる最中ですね」(トナミ食品工業 利波英樹社長)
2025年はローストチキンの商品化を目指しています。
今後のスルメイカ漁はどうなるのでしょうか。