【実録!特殊詐欺】UHB社員のもとに詐欺電話→”大阪府警・捜査二課”を名乗る「ゴトウ」VS記者のやりとり一部始終〈北海道〉
「これで質疑の方は終わらせていただきますので、よろしいですか?」(「ゴトウ」と名乗る男)
「いや、ちょっと聞いていいですか?」(UHB記者)
「現段階では質問は受け付けません」(「ゴトウ」と名乗る男)
「そうですか、最後でよろしいですか?こちら聞いても」(UHB記者)
「最後の一つですか?受け付けません。これ以上は受け付けないといっているわけ」(「ゴトウ」と名乗る男)
「なんでダメなんですか?やっぱり僕は知りたいんですよ」(UHB記者)
「であれば私共にも協力してください」(「ゴトウ」と名乗る男)
「18時(からのビデオ通話)には同意したと思います。教えてくれないと詐欺を疑いますよ」(UHB記者)
「一つよろしいですか、私は捜査情報だから…」(「ゴトウ」と名乗る男)
ここでUHBの記者であると身分を明かします。
「お名前もう1回聞いてもよろしいですか?」(UHB記者)
「ゴトウと申します」(「ゴトウ」と名乗る男)
「私申し遅れました、UHBテレビの阿部と申します、こちらは詐欺ですよね?」(UHB記者)
※電話が切れる
詐欺の電話は後を絶ちません。北海道オホーツク地方に住む20代の男性です。
3月、仕事中に兵庫県警の警察官を名乗る男から電話がかかってきました。
「あなたの口座が詐欺に利用されている」(特殊詐欺犯)
男は無料通信アプリ「LINE」のビデオ通話に男性を誘導します。
「『個人の顔が分かるものを送ってください』と言われて免許証の画像を送ってしまった」(20代男性)
男は警察手帳と逮捕状を見せ「被害額の1割を入金しないと逮捕される」などと、指定した口座に700万円を振り込むよう要求。
男性は近くの「JAサロマ」に向かいますが、窓口の職員が違和感を覚えます。
「口座自体がちょっと犯罪的な口座として使われている可能性があるので、その口座を調べるのにお金を送ってほしいっていう話をされたので、ちょっとそういったことは普通ありえない」(JAサロマ 河井夕紀さん)
男性は職員と1時間以上話し、詐欺だと気付きました。
「止めてもらえなかったら振り込んでいた可能性はありますね。警察から(電話が)かかってくると思わないから。許せないです」(20代男性)
後を絶たない特殊詐欺。警察官をかたる詐欺をみやぶれ!