【全国菓子大博覧会】各地の銘菓1000種類以上が集合…5月30日から旭川市で開催 北海道では57年ぶり経済効果32億円見込む…お菓子で作った“鶴”も登場「今にも飛び立ちそうな動くような感じ」
「小さな子どもも年配の人も笑顔になってもらえる、おいしいと思ってもらえる菓子としてすすめていきたい」(壺屋総本店 菊地 友美さん)
創業100年を超える老舗「梅屋」。
シマエナガをかたどったものなど、さまざまな種類のシュークリームが人気です。
中でも発売から約60年を迎える「梅屋名物 シュークリーム」が根強い人気で、今回の菓子博に出展します。
「とろとろのカスタードクリームを使ったシュークリームは珍しい。北海道産の生クリームの風味を味わってほしい」(梅屋 三浦 崇友さん)
砂糖菓子を使った“タンチョウ”も!目玉は「大型工芸菓子」
菓子博の目玉の一つが大型工芸菓子です。
職人が菓子でさまざまな造形物を作り、その出来栄えを競います。
こちらは、前回の菓子博で工芸賞を受賞した作品です。
うっすら雪化粧した北海道庁赤れんが庁舎。
実物の50分の1で、砂糖菓子でできています。
その作者は、今回の菓子博に向け作業を進めていました。
札幌市北区で洋菓子店「菓子の樹」を営む田中英雄さん。
この道50年のベテランです。
今回のテーマは「鶴」。
砂糖菓子を使ってタンチョウの優雅な姿を描きます。
「これを見て菓子職人になりたいという気持ちを持つ人が増えればいい」(菓子の樹 田中 英雄さん)
前回、工芸賞を受賞した作品以上の出来栄えを目指します。
「気持ちは『北海道庁赤れんが庁舎』以上のものを。動くような感じのものを作りたい。鶴が今にも飛び立ちそうな、動くような感じにしたかった」(田中さん)
工芸菓子は田中さんの作品を含め全国から約90点が集まります。
見て、食べて、体験して楽しめる「あさひかわ菓子博」は5月30日からです。