【北海道の知られざる絶景2025】“奇跡の一瞬”を追い続ける風景写真家・鎌田光彦さんに密着―自然現象やエゾシカの群れがまるで絵画のような一枚に「風景写真はアートでなくては」
鎌田さんがこれから、夏の撮影で大切にしているのが自然の光です。
そんなママチ川の奇跡の一枚がこちら。
「車で走っているときに、ここの一部がすごく光り輝いて見えた。ここは!と思い慌てて降りていくと、光芒がきれいに差し込み幻想的な雰囲気が出ていた」(鎌田さん)
続いて向かったのは…車で2時間半の旭川市。
「就実の丘です。広大な丘陵地帯の奥に十勝連峰がきれいに連なっていて、いい景色だなと」(鎌田さん)
地元では絶景スポットとしても知られている「就実の丘」。
今回は撮影現場につくと…
「(鎌田さんを)師匠と呼ばせていただいています」(風景写真家 西川文彬さん)
鎌田さんを師匠と呼ぶのは、写真家の西川さん。
10年前に鎌田さんの撮影に同行してから、風景写真の世界にハマりました。
今では、北海道の期待の若手風景写真家です。
この日は久しぶりに師弟揃っての撮影ということで、鎌田さんも撮影に気合が入ります!
そんな就実の丘で撮影した奇跡の一枚がこちら。
「よく狙うのは早朝と夕方の日が沈む少し前のタイミング。どこを見渡しても広大でいい景色が広がっている」(鎌田さん)
ギリギリまで近づき撮影…逃げるエゾシカ。鎌田さん、シャッターは?
「撮れた。(シカが)走り抜けるシーンなんか結構いい感じ」(鎌田さん)
鎌田さんが撮影した奇跡の一枚がコチラ!
美しい青と白の山並みに緑の大地、そして躍動的なエゾシカ。
「(鎌田さんの風景写真は)私と違う画角で撮っている。勉強になります」(西川さん)
今後はプロの風景写真家へ…鎌田さんの目標は?
「(今までは)年間70日くらい撮影に出ていたが、作品になるのは年間3、4枚。元気なうちにたくさん撮りたい。そのためにこういう生活にしました。講演会とか(写真関係の)仕事がなければ、全部撮影に全振りしようかなと思う」(鎌田さん)
残された人生を「絶景写真」にかける…。
奇跡の瞬間を追い求める写真家、鎌田光彦さん。今後の活躍も楽しみです。