【北海道の知られざる絶景2025】“奇跡の一瞬”を追い続ける風景写真家・鎌田光彦さんに密着―自然現象やエゾシカの群れがまるで絵画のような一枚に「風景写真はアートでなくては」
冬の奇跡の一枚がこちら。タイトルは「樹氷に降り注ぐサンピラー」です。
冬の撮影も終わり…5月。今シーズン2度目の密着は、これから撮影シーズンに入る「初夏の絶景」です。
「きょうは室蘭に行こうと思っています。そこは10回以上行っている場所」(鎌田さん)
札幌市から車で2時間の室蘭市。
地球岬をはじめ、最近では工場夜景など気軽に楽しめる絶景が沢山あります。
しかし、鎌田さんが狙うのは、なにやら山の中にあるようです。
「途中からちょっと急な下りがあるので、そのあたりを気を付けながら」(鎌田さん)
ロープが張られた山道を海岸に向かい、ゆっくりと下っていきます。
山道と岩場を歩くこと30分、撮影スポットに到着。
「室蘭の蓬莱門です。水位が多いときは腰まで来る。波が高いときは(撮影を)諦める」(鎌田さん)
室蘭の隠れた絶景スポット「蓬莱門(ほうらいもん)」。
マグマが冷えてできた岩が波により浸食、大きな門の形をした奇岩です。ここには引き潮の時にしか来ることはできません。
室蘭市から札幌市へ帰る途中、鎌田さんが立ち寄ったのはお気に入りのポイント。
「新千歳空港から車で5分くらい。すごく光芒のきれいな場所」(鎌田さん)
釣り人にはよく知られた、千歳市内の林の中を流れるママチ川。