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【鳥インフル】ラッコやアザラシも感染…ウイルスが変化している可能性も…北海道で過去最多の103例の感染確認 “人への感染”のリスクは?

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なぜ海でウイルスが?専門家によると…

北海道大学大学院 迫田義博教授

北海道大学大学院 迫田義博教授

 なぜ北海道東部の海で感染が広がっているのでしょうか?


 動物の感染症に詳しい専門家は、より様々な鳥に感染するようにウイルス自体が変化しているといいます。

 「だんだんウイルスに感染する鳥の種類が増えてきて、海鳥でも感染するというウイルスにだんだん変わってきている。水場を一緒に使っていたり、岩の上とかで羽を休めるっていうところで群れる間に、ウイルスですから、感染が起きてしまうということ。見つかってるのは氷山の一角だと思います」(北海道大学大学院 迫田義博教授)

人への感染リスクは?

霧多布岬に張り出された「注意書き」

霧多布岬に張り出された「注意書き」

 ウイルスが変異し、ラッコやアザラシなど、鳥以外でも感染が確認されはじめた鳥インフルエンザ。


 人への感染リスクはあるのでしょうか?

 「鳥から人に感染するということは過度に心配する必要はないと思います。我々日本人が普通に持っている衛生観念を持って、死んだ鳥や動物を見つけたときには触らない」(迫田教授)

 北海道内で過去最多の感染が確認されている鳥インフルエンザ。

 今後、感染拡大は続くのでしょうか?

鳥インフルエンザ発生状況(1ページ目)

鳥インフルエンザ発生状況(1ページ目)

 北海道内で、養鶏場の鳥への感染は、現在は確認されていません。


 ただ、鳥インフルエンザが感染拡大すると、卵への影響も心配されます。

鳥インフルエンザ発生状況(2ページ目)

鳥インフルエンザ発生状況(2ページ目)

 北海道大学大学院の迫田義博教授によりますと、鳥インフルエンザが流行するのは、秋と春の渡り鳥のシーズンで、2025年春の渡りは終盤だという事です。


 ですので、5月下旬まで対策等を続けて注意をしていれば、卵などへの影響はまぬがれるのでは…という事でした。


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