北海道内の気温上昇中!桜満開でようやく花見日和に…その一方で5月からは、〈ハム・ソーセージ・カレールウなど〉食料品“478品目”値上げ…【物価の上昇は止まらない】
「久しぶりに暖かい日差しが降り注いでいる札幌市です。
午前10時の気温は17.7度。絶好の花見日和になっています」(有田慈彦記者)
札幌市西区の農試公園では、エゾヤマザクラとソメイヨシノが見ごろを迎えています。
4月末までの寒さから一転、5月1日は全道的に暖かく、札幌の最高気温は5月下旬並みの18.7℃となりました。
ポカポカ陽気に包まれるなか、花見を楽しむ人の姿が多く見られました。
「毎年来ていて今年も楽しみにしていた」(母親)
「(Q:桜きれい?)きれい」(女の子)
「待ったかいがありました。雨だ雨だって言いながら」(札幌市民)
「きょうは特別な日だね。Tシャツを着て外出したよ」(オーストラリアの人)
サクラとともに楽しめるものを函館市の空で発見です。
「こどもの日」を前に五稜郭公園では、五稜郭タワーに設置された鯉のぼりが、優雅に空を舞っていました。
展望台からは、ガラス張りの床越しに見下ろすこともできます。
酪農が盛んな稚内市曙地区では、5月1日に一風変わったものが掲がりました。
黄色いタグに、黒っぽい模様が特徴的な…鯉のぼりならぬ「牛のぼり」です。
42年前に地元の小学生が考案しました。この地区唯一の小学校が閉校してからは、地域に新1年生が誕生するたびに制作。5月1日は約50人が駆けつけました。
「こんなにたくさんの人達が来てくれるなんて正直思っていなかったのですごく感激しております。この先も継続していきたいと強く思います」(考案した田頭さん)
5月のはじまりとともに暮らしに影響も…。
札幌市電では運転手不足のため、5月から平日ダイヤの約1割が減便に。
各時間帯で1本から2本減便となり、運行間隔はおおむね1分から2分広がります。
午前8時台の朝のラッシュ時間帯は、最も混雑する区間で2本減便となり、最大4分間隔となります。
また、食品も値上がりです。5月から新たにハム・ソーセージなどの「加工食品」やカレールウなど478品目の食料品が値上げになりました。
調査会社帝国データバンクによると値上げ品目数は、5カ月連続で去年を上回っています。