【知床沖・観光船沈没事故から3年】20人死亡6人行方不明の未曾有の事故_約120人参列し『追悼式』_桂田社長は姿見せず&供花も2025年は無し…無念の家族のため7月には“洋上慰霊”の動きも〈北海道〉
あの日から3年。今も癒えぬ心の傷。
「(当時)ご家族で来ていた人もいると聞いている。心が痛みます」(東京からの観光客)
「妻とツアーでカズワンに乗ったことがある。ひとごとじゃない。痛ましい事件・事故があったというのは非常に残念」(高知からの観光客)
「当時のことを思い出すと本当に何でこんなことが起きてしまったんだろう。これを防ぐことができなかったのか」(献花に訪れた人)
犠牲者らへ祈りを捧げました。
2022年4月23日、知床半島沖で沈没した観光船「KAZU1(カズワン)」。
午後から天候が荒れる予報のなか、乗客乗員26人を乗せ、午前10時にウトロ漁港を出航。
乗っていた26人は海面水温約3度の冷たい海に投げ出され、20人が死亡、6人が行方不明となりました。
「桂田さん、説明責任果たせたと言えますかね、あれで」
「社長、逃げも隠れもしないって言ったじゃないですか」(ともに記者)
「会見があるんで急いでいるんですよ」(桂田社長)
「本当に事故に向き合って真摯な対応をしてほしい。本当のことを話してほしいと願っています」(杉浦登市さん)
当時、桂田社長が経営する宿泊施設で働いていた杉浦登市さん。
事故後、桂田社長に何度も謝罪を進言してきました。
「(Q桂田社長の対応に関してはどう感じていますか?)社長の行動については、良くも悪くも予想通りだなという気持ちですね」(杉浦さん)
十勝地方に住む50代の男性。当時7歳の息子とその母親が行方不明となりました。
「お誕生日おめでとう!いえーい、ふーはははは」(乗客の家族)
事故前年、2021年の息子の誕生日です。
楽しげな2人の声。いまその声を聞くことも、ともに誕生日を祝うこともかないません。