「勾留か、保釈金の支払いか、どちらを選ぶ?」インチキ検察官から"脅し文句"キッカケは携帯電話会社名乗るニセの警告…20代男性がだまされ145万円ネットバンクで振り込んでしまう
20代の男性がニセの警察官などから電話を受け、インターネットバンキングで他人名義の口座に現金145万円を振り込み、だまし取られる詐欺事件がありました。
詐欺の被害にあったのは北海道旭川市に住む20代の男性です。
男性は、仕事のため苫小牧市に滞在していた4月15日、携帯電話会社を名乗る人物から電話を受け「あなた名義で購入された携帯電話が特殊詐欺に使われている」などと伝えられました。
その直後、今度は、福岡県警の警察官"バンドウ"を名乗る男から電話で「振込詐欺で逮捕状が出ている」と伝えられました。
さらにその後、検察官を名乗る女からも電話があり「振り込め詐欺で逮捕状が出ている。勾留されるか保釈金を支払うか、どちらにしますか」などと脅されました。
これらの話を信じてしまった男性は、指示に従いインターネットバンキングで現金145万円を送金しました。
その後、男性はインターネットで同じ手口の詐欺事件があるのを知り、自分も被害にあったことに気づき、警察に通報しました。
道内では、携帯電話会社や警察官、検察官をかたり、保釈金の支払いや口座情報を求める詐欺電話が頻発していて、警察は注意を呼びかけています。