【百日ぜき 全国で流行】長くせきが続く『百日ぜき』が流行中…乳児は重症化し死に至ることも 北海道内では2025年で162人が感染 子どもだけでなく大人もしっかり予防を
くらし・医療
新学期が始まりましたが、気になるニュースです。
「百日ぜき菌」が引き起こす『百日ぜき』が全国で流行しています。
百日ぜきとは…「せき」が長く続くもので、乳児は重症化し、死に至ることもある、命にかかわる病気です。
百日ぜき菌が原因で飛沫感染します。小中学生や大人もかかります。
国立健康危機管理研究機構などによりますと、2024年6月ごろから増加傾向で、直近1週間（3月24日から30日まで)の1週間の患者数は、全国で578人と過去最多に。
北海道内では2025年1月～3月で162人と、前の年の同じ時期に比べて22人増えています。
ここ数年の百日ぜきの患者数はどうだったのでしょう。
コロナ前の2019年までは一定数の患者がいましたが、コロナ禍では、ガクンと減っています。
コロナの時期はマスクをしていたからとみられます。
ただ、2024年6月ごろから増加傾向になり、現在に至っています。
患者が増えている原因や対策は何なのか。
「円山ため小児科」の多米淳院長に伺いました。
・赤ちゃんのときの定期接種でワクチンを受けているが、そのワクチンの効果が薄れてきている可能性があります。
・心配であれば、小中学生もあらためてワクチン接種の検討を
・学校が始まって人が集まるため、感染リスクは高まっており要注意
対策は日本小児科学会によりますと、せきが続く場合は、マスクをつけるということ、早めに病院で受診してください。
子どもだけでなく、大人もかかるということで、しっかり予防していきたいですね。
