災害時の避難経路に活用も―JR根室線“踏切”新設へ〈JR北海道では20年以上ぶりの新設〉日本海溝と千島海溝沿いの巨大地震による津波被害の想定エリア 物流促進・渋滞解消も期待 北海道白糠町
北海道東部の白糠町で、物流対策や災害時の避難経路に活用される踏切が北海道内では20年以上ぶりに新設され、4月にも開通となります。
JR根室線の踏切が新たに整備されるのは、白糠町の恋問地区です。
この周辺は、日本海溝と千島海溝沿いの巨大地震による津波の被害が想定されています。
さらに、国道が線路と並行し6キロ以上にわたり踏切がなく、内陸側の工業団地に行くには大きく迂回する必要がありました。
国の方針などで踏切の新設は原則認められない中、必要性が考慮され、物流の促進や渋滞緩和のほか、災害時の避難ルートにも活用されます。
JR北海道としては20年以上ぶりとなる新設で、4月中旬ごろ開通予定です。