【交通事故死者数が前年比20人増】"全国ワースト2位"からの脱却へ…日本郵便が交通安全へ警察とタッグ「7000台」郵便バイクなども呼びかけへ
北海道警と北海道内276の郵便局がタッグを組んで歩行者被害の交通事故を防ぐ運動が始まり、3月12日のイベントでは参加者が事故防止を誓いました。
信号機がない横断歩道で歩行者とドライバーが互いに意思疎通を図り、事故防止を目指す「ハンドサインでストップ運動」。2024年7月から北海道警が実施しています。
日本郵便北海道支社も運動に加わることとなり、3月12日、関係者らが集まり北海道警本部で宣誓式が開かれました。
3月13日から道内276郵便局の職員は配達業務中、信号機のない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいたら手で合図(ハンドサイン)を出して横断を促していくなど、思いやりのある運転を心掛けていきます。
さらに、4月からは約7000台の郵便バイク・郵便車に特製のステッカーを貼り、交通安全を呼び掛ける予定です。
3月11日現在、北海道内の交通事故死者数は「29人」で前年に比べ20人増加。神奈川県の「36人」に次いで全国ワースト2位となっています。
宣誓式で北海道警の伊藤泰充本部長は「タッグを組むことで交通安全に向けた周知の推進が期待される。すべての道路利用者が安心して気持ちよく利用できるよう、交通取り締まりなどにも取り組みたい」と述べました。